コロニーにある鉱山基地を爆破させるために、まずその仕掛けを終えることから始まる
一通りそれが終わると、そのあとはコロニーに侵入して新型MSを奪取するだけだ
新型戦艦の方は、鉱山の爆破で埋まってしまうだろう





モルゲンレーテ工場区へ侵入した赤の6人
イザークとディアッカは何やら嬉しそうにナチュラルへ皮肉を言っている
ラスティはただ何も言わず、を一度も見ることなく、これから侵入する方向にだけ目を向けていた






工場区に目的の新型を発見し、イザークはミゲル達、待機中のMSに通信する
しかしここから見えるのは



「…3機だけ?」

「いや、報告では5機あるはずだが、あとの2機はまだ中か?」

「俺とラスティとの班で行く。イザーク達はそっちの3機を」 

「オーケー、任せよう」




そして先ほどイザークから報告を受けたミゲル達が工場区に攻撃を始める
これでこちらは潜入しやすくなった



先に3機に乗り込んだイザーク、ニコル、ディアッカを見届けながら、アスラン達は工場の内部へ足を運ぶ
しかし思ったより内部の銃撃戦は激しいものだった
重い銃の音や爆音が響いて 次々に人が倒れていく 







(気を抜いたら殺されちゃう…!)



ぽんと肩を叩かれ、その方を向くとオレンジの彼はにっこりと笑っていた


「サポート、頼んだよ」

「………、まかせて」


目を合わせるのが嫌だったので、前を向いてそう言った
聞こえてるかどうかなんて知らないけど、この状況で協力しないわけにはいかないから

いくら嫌な人だって言っても 死んで欲しいわけじゃない 決して











「俺が爆弾投げ入れるから、その後一気に突入するぞ」

「了解」


目標まで少し距離がある




出来るのか 自分に 

「違う…やらなくちゃ!やってみせる」


自分に言い聞かせ、大きな爆破音のあと3人は走り出した













360度、どこから狙われているのか判らない
少しでも気配がする方すべてに気を遣い、敵を見つけては撃つ
邪魔な部品や施設は爆破



そういった行動を繰り返し、はラスティの少し後ろから彼を追いかけ、サポートに入っていた
周りはナチュラルの死体と、銃弾の跡と、燃えさかる炎で囲まれている


少し足下に気を取られながら、目線の先に目標のMSを見つけた






、あれだ」

「うん!」





気のせいか
その瞬間、視界の端で何かがキラリと光った気がした







少し遠いがふと左の方向にあった通路に目をやると、そこにはヒトの影
その銃の矛先は











「ラスティ後ろ!!!!」

「…ッ!?」





















気が付いた時には、目の前は真っ赤で 何が何だか判らなくなっていた





…っ!」






ただ一度だけ ラスティの声が聞こえて
起動させてないはずの機体が視線の先にうっすらとたたずんでいて

自分たちは任務に失敗したのだと悟った




























あとがき

短いですがきります。
次からは会話増やすぞ!おー^^b
(2006/08/19)