嫌な予感がしたんだ。







「さいご」







何が最後なのかは判らないけど、なんかそんな気がしてた


























 こ ん な に も き み を 
























ヤキン・ドゥーエ攻防戦


連合軍、ザフト軍、それから…足つき。
それだけの勢力がぶつかれば、大きな戦になるんだろう
だからきっとこれで終わる






もうこれで僕達は、解放されるんだ


絶対生き残って
これからもと一緒に生きていくんだ






「最後」なのは、戦争のことだと、そう信じてた








がいるから怖くないよ」





だからそう言った













数時間後、僕は「さいご」を目の当たりにすることになった

の機体が動いていない



が僕の目の前でやられる?
命に代えても護りたいと願った相手が?
ここまで来てそんなバカな話はない


僕も
こんなところで死ぬわけにはいかないんだ



やっと出来た「生きる理由」
亡くしてたまるか






それからはあまり覚えてない
無我夢中で、敵陣につっこんで
が僕の名前を呼んでて



泣いてて…





「さいご」なのは、僕だったんだ












僕はちゃんとを護れたのだろうか?













ただひとつ、覚えてることは 僕が「最期」に思ったこと
に伝えたかったこと






”わすれないで”






僕が生きる理由
とずっと一緒にいたいと思ったから
僕が君を幸せにしたいと思ったから

を愛したことだけが僕の生きた証


だからが僕を忘れないでいることが僕にとって幸せなことなんだよ





「やく…そ…」





ちゃんと伝わったかな?

僕の想い、僕の愛、僕の願い





僕の大切な、、、、





























もう泣かないで

僕はこんなにも君を愛してるよ






























あとがき
何回死にネタするんですかってな話であります。笑

(2007/10/09)