「ユウナ!おかえりなさい!」

「ただいま、








ユウナ・ロマ・セイランの恋人。




「どうだった?デュランダル議長」

「あぁ、アイツねぇ。噂通りなんだか裏のありそうな人だったよん」

「へぇ」

「そっちは?」

「あ、うん。昔の友達に会えたよ」

「そっか」



二人は今任務を終えてきたところだ。
はヤキンの戦いでクルーゼ隊の赤として活躍したコーディネイター。
対するユウナはオーブの政治家でナチュラル。


戦争が終わってオーブに居ることに決めたは、アスランを通してカガリと出会い、その婚約者であるユウナと出会った。
いけないことだとは分かっていても好きになってしまったことはもうどうしようもなくて。
関係はどんどんと発展していった。





今情勢が不安定だから と
ユウナとカガリはプラントにいるデュランダル議長へ挨拶に行った。
もボディーガードとして、アスランと一緒にプラントへ乗り込む。
アスランはそのままカガリとユウナの護衛についたが、はこっそり抜け出した。


散っていった仲間の墓へ、顔を見せてから帰ることにしてたからだ。









それでその長旅から地球へと、今さっき帰ってきたところだ。
の方が少し早かったから、こっそりユウナの部屋で待ち伏せた。
そうやって勝手に部屋に入るのもいつものこと
だからユウナももう驚かなくなってしまって。


「疲れた?」



がそう聴くと、心配かけまいとユウナはそんなことないと答えた。



「嘘だ。こっち来て!マッサージしたげるから」

「ホント?じゃあ頼もうかな?」




そうしてはちょいちょいと手で招きながら、ベッドの方へユウナを誘う。
ゆっくりとこちらに来たユウナを楽な姿勢で座らせて、肩をもんだ。



「へぇー。うまいんだねぇ

「でしょ?」




肩をもむのは慣れていた。
は年の小さい頃から軍事施設にいて、隊員の疲れを取っていたから。




「寝転がってユウナ」

「俯せ?」

「うん」



あたりまえでしょ?と付け足して、は俯せたユウナの背中をまたいだ。
そして腰をゆっくり、痛めないようにともみはじめる。



「…すごく気持ちいい…」

「ホントに?良かった、ありがとう。」



嬉しそうにしてくれるユウナを見て、笑顔が自然とこぼれてくる





(こういうの幸せって言うんだろうなぁ)




そんな事を思いながら、は続けた


















何分たっただろうか。
マッサージに夢中で、は会話がとぎれていたことに気づかなかった。



「ユウナ?」



ユウナがスースーと寝息を立てていることにも今更気づいた。



「寝ちゃったの?」




世界に羽ばたく政治家とはかけ離れた子供のような寝顔

(この可愛い顔見るのもあたしの特権だよね)

クス、と笑いながらはベッドから降り、シーツをユウナの上からかけてやる。







「お疲れさま。」



小さくつぶやいて額にそっと唇を落とした。




















2005.01.03(2005.07.10修正)

古いの掘り出して参りました。
ユウナのキモ口調をどうやって出せばいいのか分かりません・・・OTL